のんびり生きる!

医療や健康に関する日々感じた事を書いていきます。と言っておきながらラーメン記事が多かったりして…

博士号は必要?

ポストドクター一万人計画が1996年から2000年の5カ年計画で文部科学省により策定されました。

私は2005年3月に博士の学位を取得したので、この期間ではありませんでしたが、一度サラリーマンをしてから会社を辞めて学位を取りに行ったので、ストレートで行っていればこの期間にあてはまります。

1991年3月〜1993年10月の期間がバブル崩壊と言われていますが、1971年〜1974年生まれのベビーブーマーとも重なり、非常に就職難の時代でした。今では不景気で就職できないっていうと親・親戚の理解はありますが、当時は国公立の大学を出てなんで就職できないの?と非常に厳しい視線が辛かったのを記憶しています。(実は1年就職浪人しました( T_T))
ここで何が言いたいかと言うと、もともと就職希望の人がたくさん進学したということです。私の友達もたくさん進学に変更しました。大学院という世間体も通る受け皿があったからです。

この時ぐらい?からかわかりませんが、企業も優秀な人材確保ということで、理系の研究開発の領域では修士卒の人材を確保し始めたと思います。修士までは…
研究が好きな人、アカデミアに進みたい人は、修士のあと博士課程に進学した人がたくさんいました。恒久的な受け皿があまりないことも知らずに…

文科省ポスドクという期限付きのポストは用意していました。企業での博士の学位持ちの求人は一部の企業を除いて皆無です。時間とお金と努力を費やして博士号を取得した人達ちは非常に厳しい競争にさらされることになりました。

次回は私の事について少し述べたいと思います。

このブログには私見が多く含まれます。ご了承ください。